イギリス、サヴィルローのビスポーク（専用のアトリエで作られるオンリーワンシューズ）で靴作りを学んだイギリス人のドミニクが長年の夢であった独自の経験とこだわりを表現したブランドです。すべての靴は複雑で重厚な作りになっていて、加工した中底に甲革をかぶせ、細革（ウェルト）に共に縫い付け、表底の周りを縫い合わせる、グッドイヤーウェルト製法で作られています。靴底の縁まわりに出ているソールエッジが張り出ており、縫い糸が見えます。この製法は靴の完成までに非常に手間がかかりますが、頑丈で安定しており、長時間歩いても疲れにくい特徴を持っています。ビスポークの靴ブランドはこのつくりが中心となっています。皮革はイギリス、フランス、イタリア、ベトナムを中心に厳選したものを使用しております。
Dominique Saint Paul（ドミニク・セイント・ポール）は、イギリス、フランス、イタリア、そしてベトナムの伝統的な革靴及び高級革細工の技術に忠実に従って作られています。靴や革製品を作るのは情熱溢れる職人たちであり、高品質のヨーロッパ製皮革を使用し、長時間の丁寧な手作業を経て、洗練された加工品に仕上がっていきます。私たちは、お客様の持たれるイメージを形にすべく、ユニークな革製品を創造するための感性を磨き続けております。
自らのスタイルの確立について著名なQuentin Crisp（クェンティン・クリスプ）はかつてこう述べました。「スタイルというのは定義が可能なだけでなく、より端的に言えば、手に入れることが可能なのである。」自分独自のスタイルやセンスを形にするのは、ほとんどの方が思われているよりは遥かに容易いのです。なぜなら、それを表現するためには単にありのままの自分でいれば良いからです。ドミニク・セイント・ポールは、「お客様の感性を形にする」という事を探求しています。弊社製品を選ばれる、洗練され、自分の個性に忠実である皆様の自己表現を可能にすることに、私たちは情熱を注いでいます。
ドミニク・セイント・ポールのコレクションは、第一級の素材と、伝統的に代々受け継がれた職人芸を用い、品質と履き心地の良さを両立することと同時に、手作業での色付けと仕上げによってお客様の個性を形にしております。靴のスタイルには伝統的な編み上げ靴、バックル付き靴、スリップオン式靴が揃っており、製法も長持ちを重視したグッドイヤーウェルト製法で、比較的カジュアルな靴から軽量ソールまで幅広く展開しています。小型革製品のコレクションにはベルト、財布、名刺入れ、携帯電話ケース、小型バッグ、シガー・ケースなどがあります。
未加工、色処理なし、仕上げなしの状態でなめし革工場から仕入れたクラストレザーから作業をスタートしております。熟練職人たちは、イタリアの伝統的な手法を用いながら、手染め作業で無地の色を付けていったり、模様や古つやを単色であろうと複数の色であろうと手作業で塗り重ねていきます。靴底もヒール部分もへりの部分も同様の方法で色付けしております。弊社の皮製品は無地の物でも、コントラストの効いた色遣いの物であろうとも、全く同じ方法で製造しております。
